くめにゃんプロジェクト第一弾の報告-離島野良猫問題|日本動物福祉協会の活動は、全て会費とご寄付で成り立っています

動物関連事業トピックス

くめにゃんプロジェクト第一弾の報告-離島野良猫問題

動物関連事業トピックス

離島の野良動物に観光客などがエサを与えることにより頭数が爆発的に増え、環境問題の一旦になっているのは珍しいことではありません。その中で当協会に相談が寄せられたのが沖縄県久米島。久米島内に棲み着いている野良猫による諸問題(無責任な餌やりによって野良猫の増加や糞尿被害・感染症の蔓延、十分な栄養がとれない成猫による希少動物の捕食等)の解決とラムサール条約湿地内に生息する希少生物(キクザトサワヘビ、クメジマボタル等)の保全、住民の間で動物福祉意識を高めるための一助となることを願い、3年を目途に不妊・去勢手術プロジェクトを実施することが決定しました。ここまでできたのも県庁・町役場・現場ボランティアがそれぞれ問題意識を持ち、改善に向けた取り組みにとても熱心なため、実現するに至ることができたと思います。

令和1年3月に現場視察を行い、同年10月に沖縄県獣医師会の協力の元、町役場・現場ボランティアの方々と協働で第一弾となる不妊・去勢手術プロジェクトを実施しました。結果、10月16日から18日の3日間でオス70頭、メス77頭、合計147頭の手術をすることができました。簡易的なクーラーしかなく空調が一定しない茹だる様な暑さの中で、黙々と手術をしてくださった獣医師の先生方、施設の準備をしていただいた町役場、現場ボランティアの方々に感謝申し上げます。

島民からの熱望により第二弾を令和2年3月に予定していましたが、残念ながら新型コロナウィルス感染拡大に伴い、自粛することになりました。

島内には犬猫を一時的に保管する動物保護施設はありません。TNRをしただけでは限界がありますので、野良猫を馴化し、譲渡を推進するためには動物一時保護施設が必要不可欠です。現場ボランティアと町役場が協働運営し、島内島外での譲渡も進めていく方針です。また施設内で定期的な不妊去勢手術を行える設備も整えたいと考えています。