飼い主責任について|日本動物福祉協会の活動は、全て会費とご寄付で成り立っています

飼い主責任について

飼い主責任とは

動物を飼育するには飼い主が果たさなければならない2つの責任があります。
その責任が果たせない人は飼い主になるべきではありません。

動物に対する責任

5つの自由に基づいたその動物にとっての快適な環境を与え、動物の心身の健康を確保し、動物が幸福であること。もちろん、緊急災害時においても彼らを守れるのは飼い主です。

社会に対する責任

動物を飼育している人は、動物に対する責任はもちろんですが、社会に対する責任も負っていることを忘れないでください。
例えば、飼い犬にしつけをして迷惑をかけないように、糞を放置したりして公衆衛生上の問題を起こしたりしないように、動物の生活環境や周辺環境を清潔にするなどして環境汚染を起こさないように飼い主は心がけなければなりません。個人飼い主であれ、動物取扱業者であれ、農場主であれ、実験動物の飼育管理者・実験者であれ、飼い主責任から逃れることはできません。

以上の飼い主責任を考えた場合、野生動物をペットとして飼育するべきではないという結論に至ります。
外来の野生動物をペットとして飼育した場合の問題点は以下の通りです

外来野生動物をペットとして飼育することが引き起こす問題点

  • 生息地における野生動物の減少・絶滅に拍車をかける
  • 輸送は動物に多大なストレスをかける
  • ペットショップや家庭ではその動物種に適切な飼育管理、健康管理、快適生活環境を確保、維持することはほとど不可能
  • 逸走・遺棄により日本の生態系等に多大な影響を及ぼす
  • 野生動物がもたらす未知の病原体

令和2年6月1日から人に危害を加えるおそれのある危険な動物とその交雑種(特定動物)は愛玩目的等で飼養することが禁止されました。

 
 

あのペットのウラのカオ~コツメカワウソ編~(WWFジャパン)

近年ペットとしても注目されているコツメカワウソ。適切な飼育環境・管理ができるのか、周りへの影響などを考えましょう。

※コツメカワウソは、ワシントン条約で国際取引が原則禁止され、国内取引でも「種の保存法」により規制されています。

入会
申込み
寄付に
ついて