平成21年度 事業計画
はじめに
平成21年度は厳しい経済環境の中、これまでの活動を見直し、
真に人と動物が共に幸せに暮らす社会の実現に向けて、着実な
歩みを進める年と位置付けております。
平成18年の改正[動物の愛護及び管理に関する法律]施行
以来3年が経過致しましたが、いまだに法の趣旨が十分に浸透し
ているとは言えない状況が続いており、虐待や遺棄に苦しむ動物
たちは後を絶ちません。
当協会は改正法の精神の周知徹底や自治体・警察による法
適用の支援にこれまで以上の力を注ぎます。また各自治体や他
の団体との連携活動を通して、虐待の防止、保護・管理体制の
整備、譲渡の支援・アドバイスなどを強化して参ります。
英国日本動物福祉協会からの強力なサポートをベースに、カレ
ンダーやオリジナルグッズの販売、慈善ビンゴ会に加え、新たなイ
ベント等を開発して活動資金作りを図り、動物たちへの支援を更
に強化していきたいと考えています。またいわゆる事務的経費の
節減を図り、各支部・連絡所との連携を強め、効率的なネットワ
ーク運営を図って行く所存です。
しかし最も重要なのは、会員各位の継続的且安定的なご支援
であります。会員数を拡大して活動基盤を一層強固なものにする
ために、今年度は協会のPRを強化し、新規会員獲得に注力して
参ります。
当協会はこうした方針の下に我国の動物福祉活動の中核を担
うことを目指し、様々な施策を展開していきたいと考えております。
会員の皆様の一層のご支援、ご尽力をお願いする次第でございま
す。
1.動物福祉事業
(1)2年後の動物愛護法改正に向け、[動物との共生を考える
連絡会]の幹事団体として作成した改正案の更なる検討と
国会議員等への働きかけ、そのための資料収集、シンポジウ
ム・セミナー等の開催を実施していく。
(2)動物虐待や不適切な飼育の調査及び改善要請等を行なう。
また、法に基づいた告発も行なっていく。
(3)動物愛護法及び基準・条例の施行、適用推進を自治体、警
察に働きかける。動物愛護推進員・動物愛護推進協議会の
設立・活用による動物福祉の啓発・動物虐待の未然防止活
動推進に助力する。
(4)犬猫の過剰繁殖を防止するために不妊・去勢手術の普及を推
進する。特に、猫の過剰繁殖の問題は、全国的に社会問題化
しており、各支部の不妊去勢手術推進活動や、捨て犬捨て猫
防止キャンペーンも例年通り実施する。
(5)緊急災害時対策として、飼い主に対し平時からの啓発をすると
共に、発生時には他団体との協力の下、救助・救援活動を行
う。
(6)国内のみならず海外の団体とのネットワーキングを強化する。
2.動物救護・譲渡事業
(1)救護を必要とする動物を助ける努力を重ねる。
(2)責任ある良い飼い主に適正な動物を譲渡することに努める。
(3)地域における緊急事態及び各支部における同様の事態に対
応する。
(4)シェルター設立のための準備調査を継続し、自治体に動物保
護収容施設のシェルター化を働きかける。
(5)マイクロチップの普及推進の為にも、当協会経由で譲渡する
動物には原則としてチップを挿入していく。
3.教育及びPR活動
(1)2009年12月12・13日に神戸国際会議場で開催される神戸
アニマルケア国際会議においてワークショップⅣ「シェルター動物
のケア・より良い譲渡に向けて」を主催すると共に、ワークショッ
プⅠ「緊急災害時の危機管理」にも参画。
また、動物との共生を考える連絡会として主催するワークショッ
プⅢ「産業動物の福祉と経営」のコーディネート・開催にも尽力
する。
(2)当協会主催・共催のセミナーやシンポジウムを企画実施し、動
物福祉理念の浸透を図る。自治体や他団体主催のセミナー・シ
ンポジウムへの講演依頼にも内容によって対応する。
(3)動物愛護週間行事、その他の行事に参画し、改正動物愛護
管理法の周知徹底、動物福祉の啓発を推進する。
(4)青少年の「いのちへの感性・思いやりの心」を育むために、作文
コンテストの応募校数拡大に努力する。
(5)動物福祉の更なる推進のために、JAWSレポート・啓発資料・
パネルなどを作成する。
(6)様々な機会を通じて当協会のPR活動を行うと共に、ホームペ
ージの刷新により、若年層会員の増加を図る。
(7)動物福祉に貢献した組織又は人に表彰あるいは感謝状を贈
呈する。
4、支部関係
(1)毎年1回支部交流会を行なう。
(2)支部担当理事が1年に2~3支部を訪問し、問題点等を話し
合う。
(3)新支部の設立に努力する
5、会員の増加推進と募金活動
(1)上記の活動を通じて当協会の認知度を高め、新規会員の獲
得に努め、支持基盤の拡大を目指す。
(2)慈善ビンゴ会の開催、動物カレンダーの拡販、新作グッズの企
画、新規イベントの創出等により、募金活動の強化を図る。